ふたつの神社

ぼこです◎

 芸能と神社とは、深い関わりがあるようです。
 行事(祭礼)では必ず雅楽が流れているし、能や舞を奉納する神社もあります。

 こういった歌や踊りは、大昔から、祭礼の場で、神さまと交信するための役割を担ってきたそうです。
 祭礼が習慣化するにつれ、批評したり、鑑賞したり、演出したりするようになったことが芸能のはじまりとも言われると本に書いてありました。

 次回例会「しのだづま考」の会場である岐阜市文化センターの近くにも、ふたつの神社があります。

○1つは金神社。(こがねじんじゃ)
 このあたりでは伊奈波神社に次いで大きな神社です。
 文化センターの目の前なので、見逃すはずもありません。
 明るい境内に、朱塗りの柱と唐破風の彩色が鮮やかです。

 本殿とならんで金祥稲荷神社があります。
 そして、さらに裏手にまわると、
 ①賀夫良城神社②金高椅神社猿田彦神社秋葉神社
 ⑤神明神社物部神社⑦玉姫神
 の7社がならんでいます。なにやらお得です。

 毎月9日には骨董市も開かれています。(次回は7月9日。)
 古い着物や骨董品、なつかしい看板やおもちゃなども売られていて、見ているだけでたのしいです。
 そして、わたしはだいたい見ているだけです。

○もう1つは八幡神社。(はちまんじんじゃ) 
 とてもちいさな神社なので、見逃してしまいそう。。。
 文化センターの東で円紱寺の西。金宝町通の一本北にあります。
 鳥居をくぐると別世界。そしてちゃんと拝殿があります。

 八幡神社では、偶数月の第1土曜日に「小さなクラフト展」という手作り市が開催されています。(次回は8月6日。)
 細くて短い参道に小さな小さなお店がいっぱいならびます。
 見ているうちに、わたしもなにか作りたくなりました。

 「しのだづま考」ついでに、ふたつの神社をお参りしたいと思います。

  *今岡謙太郎著「日本古典芸能史」(2008,武蔵野美術大学出版局)
    やっぱり難しいけど、まとまっています。
  *金神社  お守り選びも楽しいです
  *小さなクラフト展
    八幡神社での開催風景もアップされています。