第284回例会“楽しさ先取り企画”レポート by でこ☆

でこです☆

 2012年“たのしい演劇ライフ”のはじまり
 岐阜労演次回例会は、劇団朋友「女たちのジハード」です。
 (※1月30日・31日)
 
 昨年12月8日に“楽しさ先取り企画”に参加しました。
 
 この日のゲストは、劇団朋友の制作、夏川正一さん。

 夏川さんは、1987年に劇団朋友の前身である劇団新人会に入団され、以後制作としてすべての劇団公演を手がけてこられた方です。

 大柄だけど、目元が優しく、ちょっと童顔。
 「男はつらいよ」の寅さんとミツオ君をたして2で割ったような…
 会場に入ってこられた夏川さんに、そんな印象を受けました。

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 次回例会「女たちのジハード」の原作は、1996年に直木賞を受賞した篠田節子さんの同名小説です。

 舞台化の企画を制作側に持ち込んだのは、小説を読んで感動した劇団朋友の女優さんたちだったそうです。
 しかし、あえなく却下…。

 でも、女優さんたちは簡単にはあきらめません。
 “女性を描き、女性が演じ、女性が元気になるドラマに!!”
 篠原久美子さんの脚本で再挑戦。

 そして2000年、初演が実現。
 以後5年間繰り返し上演され、女性はもちろん、男性の共感も呼びました。

 『ジハード』とは、アラビア語で「聖戦」「つかみとる」の意味。

 小説「女たちのジハード」は、タイプのちがう5人の女性がそれぞれの人生をつかみとっていく物語ですが、
 舞台「女たちのジハード」は、劇団朋友の女優さんたちがみんなでつかみとった作品なのです。

 そして…
 初演から10年を隔てた今回は、オーディションや台詞の修正など新たな「ジハード」を経て再出発。

 二村周作さんの舞台装置や、ポスターなどの宣伝美術など、みどころは女優さんだけではありません。

***さらに、夏川さんは熱い語りは続きます。

 …たくさんの人に「女たちのジハード」を観てほしい!
 …いろいろな演劇を観てほしい!
 …新しい自分をつかみとってほしい!
 …友人や知人を岐阜労演の会員に誘ってほしい!!

 “楽しさ先取り企画”の2時間いっぱいに、夏川さんの「作品」対する、「劇団」対する、「演劇」に対する情熱があふれんばかり。

 そんな情熱にのぼせながら、師走の夜、家路につきました。
 ほんとに熱かった〜(*^_^*)
 
 ところで、わたしは直木賞受賞の原作「女たちのジハード」を読んだことがないので、先日本屋さんで購入しました。
 読んでから観るか、観てから読むか、悩んだけど…
 ただいま読んでいる途中です。再来週には間に合うかな?

  ※岐阜労演第284回例会
  劇団朋友「女たちのジハード」
    日時 2012年1月30日・31日 午後6:30開演
    場所 岐阜市民会館
     例会には岐阜労演会員のみ参加できます。

  ※岐阜労演への入会と例会詳細については、
    岐阜労演事務局までお問い合わせを。
  
  ※劇団朋友ホームページ