第285回例会 「どん底」の感想 byでこ☆

でこです☆
 
舞台をみるとき、いつもは知らず知らずのうちに
登場人物に“YES”“NO”を言いつつみていたようだ。
 
舞台「どん底」は、そんな見方から私を解放してくれた。
 
それはバレエ?ダンス?ミュージカル?を想わせる舞台で
連続する流れにのまれて混沌の「どん底」の中に押しやられるようだった。
 
ときどきピエロが天を指さし、笛を吹き、不思議な声で笑い、
舞台の上と同じく「どん底」いるこちらを意味ありげに刺激してくる。
天に立つ指揮者らしい姿も…
 
どん底」が体のすみずみに浸みてくるようだった。
 
ペーペルをめぐる女の争いはまさに「どん底」だったが、この部分は全体の流れと少し違和感があった。