でこです☆
舞台をみるとき、いつもは知らず知らずのうちに
登場人物に“YES”“NO”を言いつつみていたようだ。
舞台「どん底」は、そんな見方から私を解放してくれた。
それはバレエ?ダンス?ミュージカル?を想わせる舞台で
連続する流れにのまれて混沌の「どん底」の中に押しやられるようだった。
ときどきピエロが天を指さし、笛を吹き、不思議な声で笑い、
舞台の上と同じく「どん底」いるこちらを意味ありげに刺激してくる。
天に立つ指揮者らしい姿も…
「どん底」が体のすみずみに浸みてくるようだった。
ペーペルをめぐる女の争いはまさに「どん底」だったが、この部分は全体の流れと少し違和感があった。