第284回例会 「女たちのジハード」の感想 byでこ☆

康子さん・リサさん・紗織さん・紀子さん・みどりさんへ

 お元気でお過ごしのことと思います。

 すでに定年の齢になった私にとって娘や孫ほどのあなた達が、悩み、夢をみ、人生をつかみとっていく姿に、ハラハラドキドキ!また笑ってみていました。

 これからの人生、悩みも挫折もあるでしょう。
 でも、あなただったら大丈夫!
 しっかり向き合い、納得のいく結論を出せると確信しています。

 人とのつながりを大切にがんばってください。

 そして、困った時は私にも声かけてくださいね。
 できるかぎりお力になれるよう知恵をしぼります。

 では、体には十分きをつけて。

 ときどき一緒に演劇を観てお茶しましょう。

でこ☆より

第284回例会 「女たちのジハード」の感想 byぼこ◎

ぼこです◎

 カイロを貼って、ブーツをはいて、毛糸の帽子をかぶって、例会に出かけました。

 舞台の上の「女たちのジハード」は、自分の思い出と重なるところがありました。
 思い出にふけりすぎて、途中、お芝居を忘れてしまう瞬間が…。
 たぶん、お芝居に共感するってこういう感覚なのですね。
 
 今日のわたしは、トイレのない世界は絶対ムリ!だけど、
 明日のわたしは、草むらへ元気に駆けているのかも!?

 そうやって未来の自分にワクワクしながら生きていきたいな〜と思いました。

 康子さんが、途中からむちゃくちゃキレイな人に見えました。
 なんだか光ってた。

※「女たちのジハード」のあらすじが
 名古屋演劇鑑賞会公式ウェブにわかりやすくまとめられています。

第284回例会“楽しさ先取り企画”レポート by でこ☆

でこです☆

 2012年“たのしい演劇ライフ”のはじまり
 岐阜労演次回例会は、劇団朋友「女たちのジハード」です。
 (※1月30日・31日)
 
 昨年12月8日に“楽しさ先取り企画”に参加しました。
 
 この日のゲストは、劇団朋友の制作、夏川正一さん。

 夏川さんは、1987年に劇団朋友の前身である劇団新人会に入団され、以後制作としてすべての劇団公演を手がけてこられた方です。

 大柄だけど、目元が優しく、ちょっと童顔。
 「男はつらいよ」の寅さんとミツオ君をたして2で割ったような…
 会場に入ってこられた夏川さんに、そんな印象を受けました。

****

 次回例会「女たちのジハード」の原作は、1996年に直木賞を受賞した篠田節子さんの同名小説です。

 舞台化の企画を制作側に持ち込んだのは、小説を読んで感動した劇団朋友の女優さんたちだったそうです。
 しかし、あえなく却下…。

 でも、女優さんたちは簡単にはあきらめません。
 “女性を描き、女性が演じ、女性が元気になるドラマに!!”
 篠原久美子さんの脚本で再挑戦。

 そして2000年、初演が実現。
 以後5年間繰り返し上演され、女性はもちろん、男性の共感も呼びました。

 『ジハード』とは、アラビア語で「聖戦」「つかみとる」の意味。

 小説「女たちのジハード」は、タイプのちがう5人の女性がそれぞれの人生をつかみとっていく物語ですが、
 舞台「女たちのジハード」は、劇団朋友の女優さんたちがみんなでつかみとった作品なのです。

 そして…
 初演から10年を隔てた今回は、オーディションや台詞の修正など新たな「ジハード」を経て再出発。

 二村周作さんの舞台装置や、ポスターなどの宣伝美術など、みどころは女優さんだけではありません。

***さらに、夏川さんは熱い語りは続きます。

 …たくさんの人に「女たちのジハード」を観てほしい!
 …いろいろな演劇を観てほしい!
 …新しい自分をつかみとってほしい!
 …友人や知人を岐阜労演の会員に誘ってほしい!!

 “楽しさ先取り企画”の2時間いっぱいに、夏川さんの「作品」対する、「劇団」対する、「演劇」に対する情熱があふれんばかり。

 そんな情熱にのぼせながら、師走の夜、家路につきました。
 ほんとに熱かった〜(*^_^*)
 
 ところで、わたしは直木賞受賞の原作「女たちのジハード」を読んだことがないので、先日本屋さんで購入しました。
 読んでから観るか、観てから読むか、悩んだけど…
 ただいま読んでいる途中です。再来週には間に合うかな?

  ※岐阜労演第284回例会
  劇団朋友「女たちのジハード」
    日時 2012年1月30日・31日 午後6:30開演
    場所 岐阜市民会館
     例会には岐阜労演会員のみ参加できます。

  ※岐阜労演への入会と例会詳細については、
    岐阜労演事務局までお問い合わせを。
  
  ※劇団朋友ホームページ

第283回例会 「妻と社長と九ちゃん」の感想 byぼこ◎

ぼこです◎

 息子さんはむちゃくちゃイヤなヤツだけど、むちゃくちゃかわいそうな人だと思いました。
 そして、こんなんなっちゃたのは、お父さん(社長さん)のせいだと思いました。

 社長さんは、息子さんだけでなく、佐和子さんにも、九ちゃんにも、昭和文具店の社員さん、お客さんにも切ない思いをさせています。
 だから、わたしは社長さんに同情できませんでした。

 いろんな事情はあるけれど、家族や友達や会社や、国同士だって、顔を見て素直に「ありがとう」とか「ごめんなさい」とか言い合えたらうまくいく…と思いたいな。

 美奈子さんは素敵な人と出会いました。
 おめでとう!

※「妻と社長と九ちゃん」のあらすじが
 名古屋演劇鑑賞会公式ウェブにわかりやすくまとめられています。

第283回例会 「妻と社長と九ちゃん」の感想 byでこ☆

でこです☆

 グローバル化時代の中で、老舗の昭和文具を変革しようという息子たちに圧され、孤立する社長。

 そんな社長を支えてきたのは、妻の佐和子さんと、会社ではオチコボレのように言われている九ちゃんだ。
 社長は亡くなり、佐和子さんと九ちゃんは昭和文具をから去ることに…う〜ん…やるせない。

 通夜の日の息子たちの会話を、信じられない!!!…と怒りとも悲しみともつかない、何ともいえない思いで聞いていたところに、ついに耐えきれなくなった九ちゃんが激昂!
 “お化けのQちゃんから、憲法九条の九ちゃんに変身する!!”という弁には胸のすく思いがした。

 社長の家は、わたしが大学生だったころはまだよく見かけた造りをしていた。便所の板戸や、ガラス引き戸の玄関、障子・ふすまで仕切られた部屋…。
 こんな家の造りも、昭和の人間関係に余韻や絶妙な間(ま)をつくっていたのかもしれない。

運営サークルニュースより:第283回例会“楽しさ先取り企画”

でこです☆

 岐阜労演次回例会 劇団青年座「妻と社長と九ちゃん」(11月28日・29日)まであと1ヶ月です。

 今月初め10月5日には、劇団青年座俳優・椿真由美さんを迎えて“楽しさ先取り企画”がありました。
 残念ながら、でこぼこおやこ☆◎は参加できませんでした…あ〜ほんとに残念…と思っていたら…

 “「妻と社長と九ちゃん」運営サークルニュースNo.3”にレポートされていました!

 その内容を少し紹介します。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆※一部を引用・加筆・編集しています

 今回のゲスト、「妻と社長と九ちゃん」で“頑固な社長の娘さん”を演じる劇団青年座の俳優・椿真由美さん。

 お母さんが看護師さんだったという椿さんは、その影響もあって、高校卒業後、看護学校に進学します。
 高校時代は、弓道部。
 そんな演劇経験のなかった椿さんが演劇の道を志したのは、正看護師の資格を取得した後のことなのだそうです。

 看護のなかでの間接的な自己表現を通して、もっと直接的な自己表現=演劇への欲求が芽生えたのでしょうか。
 椿さんは青年座演劇研究所の門をたたき、その後青年座へ入団され、現在俳優として活躍されています。
 
 「看護師さん」→「女優さん」! 人生の方向転換をお話くださった椿さん。
 次回例会「妻と社長と九ちゃん」も、昭和から平成へと変わる社会の転換期が背景となっています。
 
 東京・日暮里、下町の文具会社を舞台に、昭和の人情と、平成の新しい価値観のぶつかりが描かれるこのお芝居。
 気がつけば、今年は平成23年・・・「いま」に一番近い「時代劇」かもしれません。
 だからこそ親近感をもって楽しめそうです。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 今回の“楽しさ先取り企画”には、雨にもかかわらず、昼・夜あわせて100人もの参加者があったそうです。
 
 …なんだかものすごく楽しみになってきました!…あと1ヶ月…待ちきれません!

  ※岐阜労演第283回例会
   劇団青年座「妻と社長と九ちゃん」
    日時 11月28日・29日 午後6:15開演
    場所 岐阜市民会館
     例会には岐阜労演会員のみ参加できます。

  ※岐阜労演への入会と例会詳細については、
    岐阜労演事務局までお問い合わせを。

  ※劇団青年座

  ※「運営サークル」とは

エレジー〜父の夢は舞う〜

 でこです☆ 文化の秋ですね。

 先週、可児市文化創造センターで 
 
 *「エレジー〜父の夢は舞う〜」
  (作:清水邦夫作,演出:西川信廣演出,主演:平幹二朗

 を観てきました!

 もう10年以上前になるでしょうか、岐阜労演例会の「弟よ」・「洪笑」に驚かされて以来、気になっている劇作家・清水邦夫さん。
 
 たまたま手にしたフリーペーパーに「清水邦夫」の文字を見つけた時、そんな驚きの記憶がよみがえりました。
 そういえば、最近は彼の作品に触れる機会がなかったなあ…。
 
 公演日はもう目前…でも、気になって、気になって、電話して、予約して、観に行ってしまいました!!
 
 この作品は、凧作りが趣味の主人公を中心に、ありそうでありえない? なさそうでありえる? 複雑な家族ドラマ・人間ドラマを描いています。

 主人公の部屋に飾られたいろんな凧、それ以上に個性的なクセのある登場人物が出てきました。
 そして、見えない踏切と聞こえない警報音。

 正常と狂気、日常と非日常、生きることとは?
 そのはざまで、観ているわたしも、凧のように揺らされ続け、なんだかすこし乗り物酔い…?!
 
 以前の2作品とは違った不思議な後味に、清水邦夫ワールドの奥深さを感じました。
 次はいつ彼の作品に会えるかな?楽しみです。

 主人公の息子の義理の伯母さん役を演じた角替和枝さん。
 ワンピース姿で登場した瞬間、会場からため息がもれました…かわいい(●^o^●)!

  *可児市文化創造センター
    alaCollectionシリーズNo.4 エレジー〜父の夢は舞う〜